山梨県 新倉山富士浅間神社

新倉富士浅間神社は、富士山の麓にある歴史ある神社で、多くの人々が訪れるパワースポットとして知られています。ご祭神として、木花咲耶姫命、大山祗命、瓊瓊杵尊が祀られており、その由緒は古く、人皇第四十二代文武天皇の御代慶雲三年(西暦705年)に始まります。

その後、第五十一代平城天皇の御代に起こった富士山の大噴火を機に、朝廷から勅使が派遣され、国土安泰富士山鎮火祭が執行されました。その際、新倉富士浅間神社は平城天皇から「三国第一山」の称号や御親筆の大鳥居勅額・金幣・破魔宝面(勅使面)が奉納されました。現在、破魔宝面は富士吉田市の郷土資料館で展示されています。

新倉富士浅間神社では、六十年に一度行われる式年大祭「御更衣祭」が特筆されます。これは、神様の御召になる衣を織り御更衣する特殊な神事で、一週間の潔斎を経て執り行われるものです。

新倉富士浅間神社は富士急行下吉田駅北方新倉山の中腹に鎮座し、緑豊かな森に赤い鳥居が映える美しい景観が広がっています。階段を登りきると、手水舎や神楽殿があり、本殿は流造二間に二間半、拝殿は三間に七間の荘厳そのものです。

新倉富士浅間神社の神域は新倉山浅間公園として親しまれ、多くの信仰を集めています。赤い大鳥居と戦没者慰霊の五重塔「忠霊塔」は当地のシンボルであり、その眺望は随一です。

新倉富士浅間神社へ訪れると、自然に囲まれた神聖な空気を感じることができ、心身ともにリフレッシュすることができます。また、新倉山浅間公園内には、四季折々の花々が咲き誇り、特に春には桜が美しい景観を演出します。公園内では、ピクニックや散策を楽しむ家族連れやカップルの姿も多く見られ、地元の人々にも愛されているスポットです。

新倉富士浅間神社は、富士山信仰の中心地としても知られており、山岳信仰のルーツを感じることができます。また、神社周辺には、古い街並みや温泉地も点在しており、新倉富士浅間神社を訪れるついでに、歴史を感じる散策や温泉での癒しも楽しめます。

神社には、様々なご利益があるとされています。例えば、木花咲耶姫命は縁結びの神として知られ、縁結び祈願のために訪れる人も多いです。また、大山祗命は富士山信仰において重要な存在であり、安全な登山や無病息災を祈願するために参拝されることもあります。瓊瓊杵尊は五穀豊穣や商売繁盛の神として信仰されており、多くの人々がそのご利益を求めて訪れます。

新倉富士浅間神社は、富士山の麓にある神秘的なパワースポットであり、訪れるだけで心が癒される場所です。その美しい景観と歴史ある由緒は、一度は訪れてみたい日本の名所のひとつです。新倉富士浅間神社への参拝を通じて、日本の文化や自然を感じ、心身ともにリフレッシュしましょう。