お盆休み旅行記2026|鞆の浦・尾道の夕日・阿波おどり総踊り・京都五山送り火を巡る4日間
2026年8月13日、お盆休みの初日。朝方は雨が降っていて、天気が気になるスタートでした。ところが鞆の浦を歩くころには天気が回復し、素敵な景色が待っていました。ここから4日間、瀬戸内の港町、徳島の阿波おどり、そして京都の五山送り火まで、日本の夏を詰め込んだ旅が始まりました。
この記事では、2026年のお盆休み(8月13日〜16日)に巡った旅を、日付順に紹介します。先に要点をまとめると、こんな4日間でした。
- 鞆の浦では、念願だった福禅寺對潮楼から瀬戸内の島々を眺められた
- 尾道では、お盆の延長運行のロープウェイで山頂へ。夕日を1時間以上ゆっくり眺めた
- 徳島の阿波おどりは2年連続。今年は街なかの熱気を中心に、最終日は南内町演舞場で総踊り
- 京都では嵯峨野トロッコのリッチ号に乗り、夜は京都御苑から五山送り火を見送った





お盆休み4日間の旅程まとめ
| 日付 | エリア | 主な体験 |
|---|---|---|
| 8月13日(木)午前〜昼 | 広島県福山市 鞆の浦 | 港町散策、常夜燈、福禅寺對潮楼 |
| 8月13日(木)夕方 | 広島県尾道市 | 千光寺山ロープウェイで山頂へ、夕日鑑賞 |
| 8月14日(金)〜15日(土) | 徳島市 | 阿波おどり(街なか中心、最終日は南内町演舞場で総踊り) |
| 8月16日(日)昼 | 京都・嵯峨野 | 嵯峨野トロッコ列車リッチ号、さがの温泉 天山の湯 |
| 8月16日(日)夜 | 京都・京都御苑 | 五山送り火 |
8月13日 鞆の浦|ポニョのモデルといわれる潮待ちの港町
鞆の浦とは?
鞆の浦は、広島県福山市の南端にある港町です。瀬戸内海のほぼ中央に位置し、潮の流れが変わる地点にあたることから、古くは船が潮の向きを待つ「潮待ちの港」として栄えました。江戸時代の港湾施設である常夜燈、雁木、波止などがまとまって残る全国でも珍しい港町で、町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。
もうひとつ有名なのが、映画『崖の上のポニョ』のモデルといわれていること。宮崎駿監督は2004年のスタジオジブリの社員旅行でこの町を訪れ、翌2005年の春に崖の上の一軒家に約2か月滞在したと伝えられています。






雨上がりの港と常夜燈
港に立つ常夜燈は、1859年に建てられた鞆の浦のシンボルです。海中の基礎部分から数えると高さは10mを超え、現存する江戸時代の常夜燈としては最大級といわれています。
訪れた日は、常夜燈の手前の部分が工事中でした。それでも、石造りの灯籠と雁木、その向こうに広がる海の組み合わせは、やっぱり情緒たっぷり。とても魅力的な港町で、ポニョのモデルといわれるのも納得でした。




福禅寺對潮楼で念願の「日東第一形勝」
鞆の浦で一番楽しみにしていたのが、福禅寺對潮楼(たいちょうろう)です。以前からずっと訪れてみたかった場所で、ようやく来られました。
對潮楼は、福禅寺の客殿として元禄年間に建てられた建物で、江戸時代には朝鮮通信使をもてなす迎賓館として使われました。1711年に訪れた通信使の一行が、ここからの眺めを「日東第一形勝」(日本で最も美しい景色)と称えたことで知られています。2017年には、福禅寺對潮楼の朝鮮通信使関係史料がユネスコ「世界の記憶」に登録されました。
座敷の窓からは、弁天島や仙酔島が浮かぶ海を一望できます。窓枠が額縁のように景色を切り取ることでも知られる場所です。朝の雨が嘘のように天気が回復していて、念願の場所で素敵な景色を眺められました。



| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 福禅寺 對潮楼 |
| 所在地 | 広島県福山市鞆町鞆2 |
| 拝観時間 | 8:00〜17:00(平日は9:00からとする情報もあり)※要確認 |
| 拝観料 | 大人200円、中高生150円、小学生100円 ※要確認 |
| アクセス | JR福山駅から鞆鉄バスで約30分 |


8月13日夕方 尾道|お盆延長運行のロープウェイで夕日を1時間以上
お盆期間は18時まで延長運行
鞆の浦のあとは、夕方の尾道へ。千光寺山ロープウェイは通常9:00〜17:15の運行ですが、2026年は8月10日〜15日がお盆の延長運行期間で、18:00まで動いていました。ちょうどこのタイミングに当たったおかげで、18時近くの便で山頂へ向かうことができました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 山麓駅(長江口)〜山頂駅(千光寺公園) |
| 所要時間 | 約3分(通常15分間隔で運行) |
| 通常の運行時間 | 9:00〜17:15 |
| 2026年お盆の延長運行 | 8月10日〜15日は9:00〜18:00 |



山頂で眺めた瀬戸内の夕日
山頂に着いたら、あとはひたすら夕日を待つ時間です。眼下には尾道の街並みと尾道水道、その先に瀬戸内の島々。太陽がゆっくり傾き、空と海の色が少しずつ変わっていく様子がとても綺麗で、気づけば1時間以上、ただぼんやりと夕日を眺めていました。
朝の雨から始まった一日を、綺麗な夕日で締めくくることができました。お盆の延長運行があったからこそ見られた景色なので、この時期に尾道を訪れる方には、夕方の山頂をぜひおすすめしたいです。



帰り道も尾道らしい景色
ロープウェイの運行は18時までなので、帰りは歩いて坂道を下りました。下りながら眺める景色も尾道らしさにあふれていて、帰り道までしっかり楽しめました。行きはロープウェイ、帰りは徒歩にすると、空中からと地上からの両方の視点で尾道の景色を味わえます。



8月14〜15日 徳島|2年連続の阿波おどりは「街なか」を中心に
2026年の阿波おどり基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年8月11日(火・祝)〜15日(土) |
| 屋外演舞場の本番 | 8月12日〜15日の夜 |
| 有料演舞場 | 藍場浜演舞場、南内町演舞場、紺屋町演舞場 |
| 有料演舞場の時間 | 1部 18:00〜19:40、2部 20:20〜22:00 |
| 総踊り | 南内町演舞場の2部終盤(2026年は12日〜15日に実施) |
昨年と変えた今年の楽しみ方
8月14日の午後、尾道から徳島へ移動しました。昨年もこの時期に阿波おどりを見に来ていて、それがとても良かったので、今年も迷わず徳島へ。
昨年は有料の演舞場を中心に回ったので、今年は「街なかの雰囲気をたっぷり味わう」をテーマにしました。阿波おどりの期間中は、演舞場の外でも街のあちこちで踊りに出会えるのが魅力です。実際に歩いてみると、とにかく人が多く、その熱気は昨年以上。歩いているだけで、お祭りの空気に包まれていきます。



最終日の夜、南内町演舞場で総踊り
最終日の8月15日の夜は、南内町演舞場の有料観覧席へ。2部の最後に行われる総踊りを見てきました。有名連が合同で踊る総踊りは、阿波おどりのクライマックスです。会場は昨年にも増して賑わっていて、最後まで存分に楽しめました。
街なかの自由な雰囲気と、有料観覧席でじっくり見る総踊り。両方を組み合わせたことで、昨年とはまた違う阿波おどりの楽しさを知ることができました。




8月16日 京都・嵯峨野|トロッコ列車リッチ号と天山の湯
臨場感たっぷりのリッチ号(5号車)
旅の最終日、8月16日は徳島から京都へ移動しました。まず向かったのは、嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車です。
狙いは5号車の「リッチ号」。窓ガラスのないオープン車両で、天井はガラス張りになっています。人気の車両なので、事前に予約して乗りました。
実際に乗ってみると、その臨場感は想像以上でした。トンネルに入ると、走行音が反響して一気に迫力が増します。レールからの振動がダイレクトに体へ伝わり、窓がないぶん、保津川沿いの景色も遮るものなく目の前に広がります。とても人気の車両で、事前に予約しておいて正解でした。



- リッチ号は5号車。窓ガラスのないオープン車両
- 運賃は他の車両と同じ
- ネット予約で「5号車」を選べば事前購入できる
- 予約は乗車日の1か月前の午前0時から
- 雨の日は濡れることがあり、車内で傘は使えない
さがの温泉 天山の湯で旅の疲れをリセット
トロッコのあとは、嵯峨野にある日帰り温泉「さがの温泉 天山の湯」へ。トロッコで景色を満喫したあとに、温泉でひと息つける嵯峨野らしい組み合わせです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | さがの温泉 天山の湯 |
| 所在地 | 京都市右京区嵯峨野宮ノ元町55-4-7 |
| 営業時間 | 10:00〜24:00(最終受付23:00) |
| 定休日 | 毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日) |
| 泉質 | ナトリウム・カルシウム塩化物泉(地下1200mから湧く自家源泉) |
| アクセス | 嵐電「有栖川」駅から徒歩約3〜5分 |
8月16日夜 京都五山送り火|日曜日と重なった今年、ようやく
京都五山送り火とは?
京都五山送り火は、毎年8月16日の夜、京都を囲む5つの山に火を灯し、お盆に迎えた精霊を送り出す行事です。20時に東山の大文字が点火され、そこから妙法、船形、左大文字、鳥居形と順に火が入ります。京都御苑は、大文字がよく見える場所として京都市の観光サイトでも案内されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年8月16日(日) |
| 点火 | 20:00の大文字から順次 |
| 京都御苑から見える送り火 | 大文字 |


お盆の最終日にふさわしい体験
五山送り火は、以前からずっと見に行きたかった行事です。毎年8月16日と日付が決まっているため、なかなかタイミングが合わずにいましたが、2026年はちょうど日曜日。今年こそと、京都御苑で送り火を見届けました。
会場にはとても多くの人が訪れていて、日本の夏を感じる時間になりました。まさにお盆の最終日に、お盆を締めくくる行事を見られたのは、本当に素敵な体験でした。
よくある質問
お盆の時期、千光寺山ロープウェイは何時まで動いている?
2026年は8月10日〜15日がお盆の延長運行期間で、運行時間は9:00〜18:00でした。夕日を山頂で見たい場合は、帰りを徒歩にする前提で、延長運行の最終便近くに上るのがおすすめです。延長の有無は年によって変わるので、事前に公式サイトで確認してください。
阿波おどりの総踊りはどこで見られる?
2026年は、南内町演舞場の2部の終盤に総踊りが行われました。有料観覧席のチケットが必要です。
嵯峨野トロッコのリッチ号は予約できる?
できます。ネット予約で「5号車」を選ぶと、リッチ号の座席を事前に購入できます。予約は乗車日の1か月前の午前0時からです。
五山送り火は京都御苑から見える?
京都御苑は、大文字がよく見える場所として案内されています。5つすべてを一か所から見ることは難しいので、見たい送り火に合わせて場所を選ぶとよいでしょう。
まとめ
2026年のお盆休みは、雨上がりの鞆の浦から始まり、尾道の夕日、徳島の阿波おどり、嵯峨野のトロッコ列車、そして京都五山送り火まで、4日間で日本の夏を存分に味わう旅になりました。
振り返ると、お盆の延長運行、日曜日と重なった送り火など、この時期だからこそのタイミングに何度も助けられた旅でした。お盆の旅行先に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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