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2026年9月9日、稚内に到着。ここから5日間、日本最北のエリアを巡る旅が始まりました。初日は稚内駅に立ち寄ったり、ヤムワッカナイ温泉 港のゆで移動の疲れをほぐしたりとのんびり過ごし、夜は「北の味心 竹ちゃん」で稚内の味を楽しみました。

先にお伝えしておくと、この旅は5日間すべてが晴天。気温も過ごしやすく、利尻富士をいろいろな角度から眺めることができました。この記事では、1日で利尻島と礼文島を巡ったルート、帰りのフェリーで出会った夕日、宗谷丘陵の白い道、トロッコ王国美深の運転体験、そして最終日のカヤックまで、写真とともに紹介します。

5日間の旅程まとめ

日付主な行程
9月9日稚内到着、稚内駅、ヤムワッカナイ温泉 港のゆ
9月10日早朝のフェリーで利尻島へ(レンタカーで島めぐり)、午後は礼文島(定期観光バス)、夕日のフェリーで稚内へ
9月11日稚内カントリークラブ、宗谷岬、白い道
9月12日稚内カントリークラブ、音威子府駅、トロッコ王国美深、豊富温泉、北防波堤ドーム
9月13日勇知川リバーカヤック、午後の飛行機で帰路

【9月10日】早朝のフェリーで利尻島へ。レンタカーで島を巡る

旅のハイライトのひとつが、利尻島と礼文島を1日で巡るこの日です。乗ったフェリーは次のとおり。9月のダイヤなら、利尻で半日、礼文で半日という欲張りなルートが組めます。

区間出発到着所要時間
稚内港 → 利尻島・鴛泊港7:158:55約1時間40分
鴛泊港 → 礼文島・香深港13:1514:00約45分
香深港 → 稚内港17:1019:05約1時間55分

※ハートランドフェリーの2026年6月1日〜9月30日のダイヤです。時期によって変わるので、事前に公式の時刻表を確認してください。

鴛泊港に着いたらレンタカーを借りて、島をぐるりと巡りました。

姫沼

最初に向かったのは、原生林に囲まれた静かな沼「姫沼」です。風が穏やかで条件がそろうと、湖面に利尻富士が映る「逆さ利尻富士」が見られることで知られています。森と沼と利尻富士が一枚の絵のように収まる場所です。

白い恋人の丘(沼浦展望台)とオタトマリ沼

続いて島の南東側へ。沼浦展望台は、北海道銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれた利尻山のモデルになったといわれる展望台で、「白い恋人の丘」の愛称で親しまれています。2014年に石屋製菓の協力で整備されました。

展望台からは、眼下に島内最大の沼「オタトマリ沼」、その奥に端正な裾野を広げる利尻富士が見渡せます。オタトマリ沼のほとりにも足を運び、沼越しの利尻富士も楽しみました。

神居ウイスキーでおみやげ探し

島の西側、利尻町沓形の神居地区にあるのが「神居(カムイ)ウイスキー」の蒸溜所です。2022年に誕生した日本最北のウイスキー蒸溜所で、利尻島に魅せられたアメリカ出身の起業家が立ち上げました。海のすぐそばに建つ黒い建物が印象的で、ショップでおみやげを購入しました。

神居海岸パークでウニむき体験

蒸溜所の近くにある「神居海岸パーク」は、利尻町観光協会が運営する体験施設です。波が穏やかな日は、漁師さんと同じように磯船からウニを採る体験ができます。

ただ、この日は風が強く波があったため、生け簀のウニをむいてその場で食べる体験に。自分でむいたウニを味わえるのは、利尻島ならではです。営業は6月1日〜9月30日なので、訪れる時期には注意してください。

昼食は磯焼亭で利尻ラーメンをいただき、13時過ぎのフェリーで礼文島へ向かいました。

午後は礼文島へ。定期観光バスで澄海岬とスコトン岬

礼文島ではレンタカーが借りられなかったので、宗谷バスの定期観光バスを利用しました。正直、観光バスはあまり乗ったことがなかったのですが、バスガイドさんがたくさんの情報を教えてくれて、移動時間まで楽しめました。滞在時間が限られている人には、むしろおすすめの回り方です。

項目内容
コース礼文Bコース(礼文スポットめぐり)
主な見どころ澄海岬、スコトン岬
所要時間約2時間25分
料金大人3,300円、小児1,800円
運行期間6月〜9月

澄海岬(すかいみさき)

島の北西部にある澄海岬は、その名のとおり澄んだ海が広がる岬です。断崖に囲まれた入り江が弧を描く、礼文島を代表する景勝地です。

スコトン岬

礼文島の最北端にあるのがスコトン岬です。目の前には無人島のトド島が浮かび、晴れた日には遠くサハリンを望めることもあるそうです。

礼文島は「花の浮島」と呼ばれる島ですが、9月は時期的に花はあまり見られませんでした。それでも、晴れ渡った空と海、切り立った岬の景色は本当に素晴らしく、花の季節でなくても訪れる価値は十分にあります。

帰りのフェリーで出会った、夕日を背負う利尻富士と礼文島

この旅でいちばん心に残った景色が、香深港から稚内へ戻る17:10発のフェリーで見た夕日です。

船上から見た夕日はとても素敵で、離れていく利尻富士と礼文島が夕日を背負う姿は、まさに幻想的な景色でした。その日の昼間にレンタカーで巡り、バスで駆け抜けた2つの島が、夕日の中で少しずつ遠ざかっていきます。

9月のこの便は、天気がよければ船上で夕暮れを迎えられる時間帯です。利尻・礼文を1日で巡るなら、最終便で帰るルートをぜひおすすめします。

稚内に戻った夜は、南稚内の居酒屋「雑魚や」へ。予約の取りづらいお店でしたが、なんとか予約が取れて、とても美味しい時間を過ごせました。

【9月11日】宗谷岬と、楽しみにしていた白い道

この日は朝から、日本最北端のリンクスコースとして知られる稚内カントリークラブでゴルフ。かなりの強風でしたが、もともとその「最北の風」を体験しに行ったので、これはこれで満足です。昼は食堂 最北端で定食をいただき、午後から観光へ出発しました。

宗谷岬

まずは日本本土の最北端、宗谷岬へ。北緯45度31分22秒の地点に立つ「日本最北端の地の碑」は、北極星の一稜をモチーフにしたモニュメントです。サハリンまではわずか約43km。旅のどこかで一度は立ち寄りたい場所です。

白い道

そして、この旅で楽しみにしていた場所のひとつが「白い道」です。宗谷岬から車で10分ほどの宗谷丘陵にあり、稚内特産のホタテの貝殻を砕いて敷き詰めた道が、緑の牧草地の中を約3kmにわたって続いています。2011年に稚内市が整備した道で、もともとは使い道のなかった貝殻を再利用するアイデアから生まれました。

この日は天気もよく、緑の丘と真っ白な道が続く、とても素敵な景色を見ることができました。

次に訪れることがあったら、ぜひ夕陽の時間帯に行ってみたいと思っています。白い道が夕日に染まる景色も、きっと格別なはずです。

項目内容
所在地稚内市大字宗谷村字宗谷
長さ約3km
アクセス宗谷岬から車で約10分、JR稚内駅から車で約60分
開放時間常時開放(冬期は通行止め)

白い道のあとは、稚内市街の北にあるノシャップ岬へ。赤白しま模様の稚内灯台とイルカのモニュメントが目印の岬です。帰りには近くの「稚内温泉 童夢」に寄り、日本最北の温泉で一日の疲れを癒やしました。

【9月12日】トロッコ王国美深で廃線跡を自分で運転

この日も早朝から稚内カントリークラブへ。前日とはうって変わって風も穏やかで、気楽にプレーできました。午後は南へ車を走らせ、音威子府駅で名物の黒い駅そばを昼食に。2021年に一度途絶え、復活した「駅そば音威子府」の一杯です。

トロッコ王国美深とは

美深町仁宇布にある「トロッコ王国美深」は、1985年に廃止された旧国鉄美幸線の線路をそのまま活用し、1998年に誕生した施設です。エンジン付きのトロッコを自分で運転して、往復約10kmの廃線跡を約40分かけて走ります。

想像以上だった運転体験

正直なところ、山奥の施設なのでそれほど人はいないだろうと思って行ったのですが、実際は多くの人でにぎわっていて、10両ほどのトロッコが連なって出発していました。

走り出してみると、これが想像以上に楽しい体験でした。

  • レールからの振動がダイレクトに伝わってきて、「運転している感」がかなりある
  • 自然に囲まれた本物の廃線跡を走るので、臨場感がたっぷり
  • 思っていたよりもスピードが出て、爽快感がある

約40分があっという間で、満足度はとても高かったです。鉄道好きはもちろん、そうでない人にもおすすめできます。

項目内容
所在地北海道中川郡美深町仁宇布
運行9:00発から1時間おき、最終16:00発
所要時間往復約10km、約40分
料金大人1,800円(1台1名乗車は2,000円)、中高生1,400円、小学生800円
営業期間2026年は4月29日〜10月18日
注意運転には普通自動車免許が必要

豊富温泉ふれあいセンターで「油の温泉」にびっくり

稚内へ戻る途中、豊富温泉ふれあいセンターに立ち寄りました。豊富温泉は、1926年に石油の試掘中に湧き出したという珍しい温泉で、お湯に油分が含まれているのが特徴です。皮膚の湯治で全国から人が訪れることでも知られています。

実際に入ってみると、想像以上に灯油の匂いがすごく、本当にびっくりしました。

夜はライトアップされた稚内港北防波堤ドームへ

夜は、ライトアップされた稚内港北防波堤ドームへ。1936年に完成した全長427mの半アーチ型の防波堤で、古代ローマの回廊のような柱が並ぶ姿が印象的です。2026年は竣工90周年にあたり、訪れた日はちょうどライトアップに合わせたイベントで、出店も並んでいました。

【9月13日】最終日はカヤックで日本海へ。ラストは利尻富士

いよいよ最終日。飛行機が15時台だったので、午前中を思いきり満喫しようとカヤック体験に参加しました。以前、釧路湿原でのカヤックがとても良い体験だったので、北の大地でもう一度挑戦したかったのです。

釧路湿原のカヤック体験記事

参加したのは、ポラリス・ネイチャーガイズ&コンサルタンツの「勇知川リバーカヤック」。国立公園内を流れる勇知川を、森の中からゆったりと下っていく3時間のコースです。流れの穏やかな川なので、のんびりと自分のペースで漕ぐことができました。

そしてこのツアーのゴールは日本海。最後に川から海へ出ると、海の向こうに利尻富士がきれいに見えました。旅の最後に、何度も眺めてきた利尻富士を海から見られたのは最高の締めくくりです。

項目内容
ツアー名勇知川リバーカヤック
集合場所稚内市・浜勇知展望休憩施設(こうほねの家)駐車場
所要時間3時間(漕ぐ距離は2〜4km)
料金大人10,000円、小学生5,000円(1人参加は5割増し)
実施期間4月下旬〜10月31日
注意雨天や風速10m以上の日は中止

稚内・利尻・礼文旅行のよくある質問

利尻島と礼文島は1日で両方回れる?

回れます。9月のダイヤなら、稚内7:15発で利尻島へ渡り、鴛泊13:15発で礼文島へ、香深17:10発で稚内に戻るルートが組めます。利尻はレンタカー、礼文は定期観光バスを使うと効率よく巡れます。

白い道へのアクセスは?

宗谷岬から車で約10分です。宗谷岬観光とセットで訪れるのがおすすめです。冬期は通行止めになります。

トロッコ王国美深は免許が必要?

トロッコを運転する人は普通自動車免許が必要です。同乗するだけなら免許は不要です。

9月の稚内・利尻・礼文はどんな感じ?

今回の旅では5日間すべて晴天で、気温も快適に過ごせました。礼文島の花の見頃は過ぎていましたが、景色を楽しむには十分な季節です。

まとめ

稚内・利尻・礼文を巡った5日間は、晴天に恵まれ、どこへ行っても利尻富士が見守ってくれているような旅でした。

  • 利尻と礼文は1日で巡れる。帰りの最終フェリーの夕日は必見
  • 白い道は晴れた日に。次は夕陽の時間帯に訪れたい
  • トロッコ王国美深は想像以上の臨場感とスピード感
  • 最終日の勇知川カヤックで、海から利尻富士を眺めてフィナーレ

ゴルフに食事にと、ほかにも楽しみの多い旅でしたが、日本最北ならではの景色と体験は、どれも忘れられないものになりました。北の果ての絶景を探しに、ぜひ出かけてみてください。

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