
【大阪・関西万博2025|初日体験記・後編】
― 世界をめぐる空間体験 ― フランス館で見た未来のエレガンスと、嵐のなかの夕日 はじめに:アートと建築を追って、次に向かったのは「世界の感性」 シグネチャーパビリオンで“いのち”や“静けさ”と対話したあと、足を向けたのは、各国がそれぞれの文化と美意識を空間化した海外パビリオン群。 アートと建築が好きな私に...
― 世界をめぐる空間体験 ― フランス館で見た未来のエレガンスと、嵐のなかの夕日 はじめに:アートと建築を追って、次に向かったのは「世界の感性」 シグネチャーパビリオンで“いのち”や“静けさ”と対話したあと、足を向けたのは、各国がそれぞれの文化と美意識を空間化した海外パビリオン群。 アートと建築が好きな私に...
― アートと建築に導かれて ― シグネチャーパビリオンで見つけた「いのち」の共鳴 はじめに:突然の衝動、それは“はじまりの日”への直感 「行こう」と決めたのは、たった一週間前。大阪・関西万博の開幕日。偶然とは思えないタイミングで、初日の9時開場チケットを手に入れることができました。 当日、夢洲駅に着いたのは...
― 御室桜と静けさに出会う、満開の午後 ― はじめに:静かな庭から始まる、春の締めくくり 醍醐寺、清水寺と桜を巡ったこの日。最後に向かったのは、京都・御室に佇む世界遺産、仁和寺(にんなじ)。春の終わりにして、満開の桜に出会えることで知られる、まさに“季節のフィナーレ”にふさわしい場所です。 境内に入ってまず...
― 散りゆく春と、世界が集まる舞台で ― はじめに:雨が洗った桜のあとで 2025年4月11日。前日に降った雨は、京都の桜を少しだけ削ぎ落としながらも、そのひとひらひとひらにかえって清らかな光を与えていました。 醍醐寺の静けさに心を整えたあと、私は京都を象徴するもうひとつの桜の舞台――清水寺へと向かいました...
― 散ることの美しさを知る春の旅 ― はじめに:雨上がりの静けさに誘われて 春の終わりは、ある日ふいに訪れる。 2025年4月11日。前夜の雨で少しばかり花が散っていたとはいえ、京都・醍醐寺に向かう朝の空気はどこか清らかで、静かに季節の移ろいを告げていました。 千年以上の時を刻む古刹、醍醐寺(だいごじ)。豊...
法隆寺(ほうりゅうじ)は、日本の仏教文化を象徴する寺院で、奈良県斑鳩町に位置しています。その創建は607年、聖徳太子と推古天皇によって行われました。聖徳太子は、日本に仏教を広め、国の基盤を整えるために大きな役割を果たした皇族で、法隆寺はその信仰の結晶ともいえる場所です。 法隆寺は、父・用明天皇の病気平癒を祈...
奈良県三郷町にある龍田大社(たつたたいしゃ)は、古代より風の神を祀る神社として有名です。その創建は崇神天皇の時代に遡り、凶作や疫病に悩んだ天皇が夢のお告げを受けて社を建立したことが始まりと伝えられています。この社が建てられたことで、作物が豊作となり、疫病が退散したとされています。風の神としての龍田大社は、農...
京都の西京区に位置する大原野神社は、春日大明神を主祭神とする神聖なる場所です。この神社は、春日大社から分霊された神々が祀られており、京都の自然豊かな環境に抱かれながら、長い歴史を通じて多くの人々に親しまれています。特に、紫式部との深い関連があり、「源氏物語」に登場する情景が現在もなお、この地に息づいています...
日本の神社にはそれぞれ独特の歴史と文化が息づいていますが、特に大阪府に位置する水無瀬神宮は、その祭神として後鳥羽天皇、土御門天皇、順徳天皇の三天皇を祀ることで知られています。この記事では、水無瀬神宮の由緒と現代における役割について探ります。 水無瀬神宮の歴史と特徴 水無瀬神宮は、後鳥羽天皇の遺志を継ぎ、その...
京都の秋の夜を彩る東寺のライトアップが、2023年も訪れる人々を魅了します。特に、東寺の象徴である五重塔と紅葉のコラボレーションは、見る者を時空を超えた幻想的な世界へと誘います。 五重塔と紅葉の魅力 東寺の五重塔は、高さ55メートルにも及ぶ日本で最も高い木造塔で、国宝にも指定されています。ライトアップされた...