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青森県 世界遺産 白神山地

白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる130,000haに及ぶ広大な山岳地帯で、1993年12月に原生的なブナ林が世界遺産に登録されました。特に青森県側の面積は、その約4分の3を占め、12,627haとなっています。白神山地の魅力は、東アジア最大級の規模で分布する人為の影響をほとんど受けていないブナ天然林です。

このブナ天然林には、多種多様な植物が生育し、ツキノワグマ、ニホンザル、クマゲラ、イヌワシなど多くの動物が生息し、白神山地全体が森林博物館的景観を呈しています。特に世界遺産地域は、最も良く原生状態が保たれており、地球的に見ても極めて重要な価値があると評価されています。

さて、ここ白神山地には神秘的なブルーの湖沼が存在します。それが、十二湖と呼ばれる33の湖沼群で、特に有名なのが青池です。青池は、鮮やかなコバルトブルーに輝き、水中には朽ちたブナの大木が横わたるなど神秘的な景観が広がっています。また、同じように青色の湖水が美しい沸壷の池の湧水は、青森県の名水にも選ばれています。

十二湖エリアには4月から11月まで入ることができ、新緑や紅葉の季節はトレッキングに人気の時期です。12月から3月は十二湖へ続くゲートが閉鎖され、車が通行止めとなりますが、ガイド同行ならOKなので、雪景色を楽しみたい人は問い合わせてみてください。

十二湖の森には、4つのおすすめセラピーロードが設定されており、時間や体力にあわせて好きなコースを選んで歩くことができます。
◆青池・沸壺の池コース:2.5時間
◆金山の池ショートコース:2.5時間
◆金山の池・糸畑の池ロングコース:4時間
◆王池のコース:2.5時間

白神山地の青池を訪れることで、美しい自然と触れ合い、心身共に癒されること間違いなしです。是非、この機会に世界遺産白神山地と神秘的な青池を訪れてみてください。素晴らしい景観と貴重な自然があなたを待っています。

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