【足立美術館】20年連続「庭園日本一」に輝くその魅力
島根県 安来市
島根県安来市に位置する足立美術館は、20年連続でアメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」において「庭園日本一」に選ばれるなど、世界的にも名高い美術館です。近代日本画を中心とした展示のほか、圧巻の庭園が来館者を魅了しています。今回は、その足立美術館の基本情報や庭園の魅力を徹底解説します。
■足立美術館とは?
足立美術館は、実業家で日本画の大コレクターだった足立全康が生家跡地に設立した美術館です。特に明治から昭和にかけての日本画壇をリードし、数々の傑作を手がけた巨匠・横山大観のコレクションが充実しており、別名「大観美術館」とも呼ばれています。
■世界を魅了する足立美術館の庭園
足立美術館の庭園は、「庭園もまた一幅の絵画である」という足立の信念によって創り上げられました。全6つの異なる趣の庭があり、延べ5万坪にも及ぶ広大な敷地内に日本庭園が楽しめます。その美しさから、世界中から注目を集める名所となっています。
■足立美術館の6庭を徹底解剖
- 歓迎の庭 足立美術館に入ると最初に目に入るのが、四季折々の自然を表現した「歓迎の庭」です。
- 苔庭 美術館内に入ると広がる「苔庭」は、苔を主体とした簡素で雅な京風の庭です。
- 寿立庵の庭 静かな青松の木立に佇む「寿立庵の庭」は、心休まる茶庭で、綺麗さびの世界を感じさせます。
- 枯山水庭 延べ5万坪という広大な面積を誇る足立美術館の主庭である「枯山水庭」は、水を用いずに山水の世界を表現した古来の伝統手法と安来の雄大な自然が織りなす景観が見事です。
- 白砂青松庭 主庭に連なる「白砂青松庭」は、横山大観作の「白沙青松」の清澄なイメージを表現するために作庭された、青と白の美しい世界です。
- 池庭 自然に見られる州浜や荒磯の風景を体現した「池庭」の水は、安来の豊かな自然を感じさせる湧水を利用しています。池の手前には足立全康の生家が現存しています。
以上のように、足立美術館は、傑出した近代日本画と美しい日本庭園を二枚看板として、多くのリピーターが訪れる美の殿堂として名高いです。世界中から注目される足立美術館は、日本の美を体感できる絶好のスポットです。ぜひ一度足を運んで、その魅力を堪能してみてください。
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