多度大社 三重県桑名市多度町に根づく山の信仰と馬の神事
【導入】 訪問日は2025年12月13日。多度山の麓に広がる境内には、冬に入ったばかりの冷たい空気が溜まり、朝の光は木立の間を低く差し込んでいました。遠くで車の音が途切れ、参道では玉砂利を踏む音だけが一定の間隔で続いています。境内全体は広く、視界の奥には常に山の稜線があり、風は山側からゆっくりと流れていまし...
【導入】 訪問日は2025年12月13日。多度山の麓に広がる境内には、冬に入ったばかりの冷たい空気が溜まり、朝の光は木立の間を低く差し込んでいました。遠くで車の音が途切れ、参道では玉砂利を踏む音だけが一定の間隔で続いています。境内全体は広く、視界の奥には常に山の稜線があり、風は山側からゆっくりと流れていまし...
TOKYO NODEで体験する“ブランドの物語への参加” 2025年11月、エルメスが虎ノ門ヒルズ・TOKYO NODEで開催した没入型イベント「MYSTERY AT THE GROOMS’(エルメスの馬さがし)」 に参加してきました。 私が訪れたのは会期末ギリギリの 11月23日。予約必須の人気イベントで...
2025年11月23日、私は東京都内で開催されていた 大宮エリー の回顧展「生きているということ」を巡った。会場は三か所。始まりは港区・六本木、次に代官山、そして最後に三宿・池尻。この展覧会は、彼女が 2025年4月にこの世を去り、50歳の誕生日となる11月21日から始められたもの。生涯にわたって残した 絵...
25年の軌跡が原宿に立ち上がった《5日間だけの“森”》へ 2025年11月13日。夕方から夜にかけて、原宿・ヨドバシJ6ビルで開催中のニコライ・バーグマン 25周年フラワーエキシビション《KUMIAWASE – 25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間》を訪れました。 ニコライ・バーグマ...
2025年11月中旬、平日の午後。国立新美術館で開催されていた「ブルガリ カレイドス展」を訪れました。週末ほどの混雑もなく、展示室の空気がゆっくりと流れ、作品のひとつひとつとちゃんと向き合える贅沢な鑑賞時間でした。 結論から言うと、これは単なるハイジュエリー展ではありませんでした。ブルガリというブランドの“...
― 夜の街が、物語に変わる ― 2025年10月5日。ムーンアートナイト下北沢の最終日。夜の気配が濃くなりはじめた19時過ぎ、私はイヤホンを耳に差し、スマートフォンを片手に立っていた。アプリを起動し、再生ボタンを押す。街の喧騒の中で、ひとつの声が静かに響きはじめる。 (「君にはどう見える? 私にはどの月も同...
2025年10月4日、土曜日。生憎の雨模様の東京・赤坂。けれどその夜、雨粒が作り出した光の反射が、迎賓館赤坂離宮をいっそう幻想的に輝かせていました。 ◆ 迎賓館赤坂離宮とは 迎賓館赤坂離宮(げいひんかん あかさかりきゅう)は、明治42年(1909年)に東宮御所として建設された、日本唯一のネオ・バロック様式の...
手仕事が紡ぐ未来、美と創造のアトリエを歩く 2025年10月4日(土)午後3時。六本木ヒルズの森ビルに着くと、空からはシトシトと小雨が降っていた。雨に濡れた舗道がやわらかく光を反射し、人の傘がゆっくりと動く。そんな穏やかな午後、CHANELが手がける「la Galerie du 19M Tokyo」へ足を踏...
はじめに ― 夜の六本木が変わる瞬間 2025年9月27日、六本木の街全体が一夜限りの美術館となった。今年の六本木アートナイトは「都市とアートとミライのお祭り」を掲げ、特に「RAN Focus」として韓国アートを大きく取り上げていた。普段の六本木とは違う、光と影が交錯する夜の街を歩くと、アートに包まれる祝祭...
導入 訪問日:2025年8月17日会場名:豊島(瀬戸内国際芸術祭2025・夏会期/全9回シリーズ最終回) 9回にわたって綴ってきた瀬戸内国際芸術祭2025の記事も、いよいよ今回が最終回となる。最後の訪問地に選んだのは、私にとって特別な意味を持つ豊島だった。2022年に初めて巡った際、豊島美術館で感じた「時間...