KYOTOGRAPHIE 2026

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「光の宿る場所」|黒蔵と茶室が語る写真と空間の対話|KYOTOGRAPHIE 2026 訪問記 10/10

2026年4月19日、午後1時すぎ。室町通に面した誉田屋源兵衛の暖簾をくぐると、外の喧騒がすっと遠のきました。坪庭の石畳を踏みしめ、奥へと進んでいくと、黒い外壁の蔵が現れます。「黒蔵」。大正時代に建てられた帯の老舗が守り続けるこの空間こそが、フェデリコ・エストルの展示会場でした。 その1時間後には、上京区の...

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記憶と影が立体になる瞬間|KYOTOGRAPHIE 2026 レボハン・カニエ「記憶のリハーサル」東本願寺 大玄関

2026年4月19日、朝10時。 東本願寺の大玄関に足を踏み入れたのは、開門直後のいちばん静かな時間帯でした。観光客がまだほとんどいない境内には、春の柔らかな空気が満ちていて、木造建築特有の静けさが漂っていました。 国内最大級の木造建築群が並ぶ荘厳な空間に、南アフリカ・ヨハネスブルグ出身のアーティスト、レボ...

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KYOTOGRAPHIE 2026 アントン・コービン展|京町家で出会うロックの伝説、その視線の正体

2026年4月19日の午前11時ごろ、私は嶋臺(しまだい)ギャラリーの前に立っていました。前日の18日から始まったKYOTOGRAPHIE 2026の2日目。この日もすでにいくつかの会場を回ってきた足で、烏丸御池の交差点近くに構えるこの古い町家の扉を開けました。 訪れたのは、今回のシリーズで4本目となるアン...

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KYOTOGRAPHIE 2026 リンダー・スターリングの展示は別格だった|京都文化博物館 別館レポート

2026年4月19日、正午すぎ。三条通に面した赤レンガの建物の前に立ったとき、「ここが今日の目的地のひとつか」と改めて思いました。 京都文化博物館 別館。旧日本銀行京都支店として1906年(明治39年)に建てられた、国の重要文化財です。今年のKYOTOGRAPHIEでここに配置されたのは、イギリスのアーティ...