【西寒多神社】藤棚の魅力 – 450年の歴史と絶景を訪れて
大分県 西寒多神社
西寒多神社の歴史と藤棚 古くから豊後一ノ宮として知られる西寒多神社は、神功皇后が三韓を征伐し帰陣の際、西寒多山(現在の本宮山)で白旗を立てたことに由来します。以降、人々は聖地として崇め、応神天皇の御代に宮殿が建立されました。7世紀中ごろ、藤原鎌足は西寒多神社に参拝し、社殿を修築しました。
西寒多神社は歴代大友氏の尊崇を集め、応永15年(1408)に現在地に遷座しました。江戸時代には延岡藩の牧野氏や内藤氏の信仰が厚く、神殿の改修や燈篭の寄進が行われました。現在は別表神社として今日に至ります。
境内の見どころ 境内には、樹齢450年の藤棚や樹齢100年の平戸つつじがあり、春の新緑や秋の紅葉と共に絶景を楽しめます。また、本宮山奥宮までの6kmの登拝路は家族ハイキングに最適です。
萬年橋 県指定文化財の萬年橋は、美しい弧線を描く石造単アーチ橋で、全長23メートル、幅3.85メートルです。江戸時代末に建設され、現在もその姿を見ることができます。
藤棚の由来 藤棚は、樹高3m、樹齢450年、幹周2.3mで、大分市名木に指定されています。応神天皇9年(413年)に建立された宮殿が、応永15年(1408年)に現地に移された際、地区民が酒造所を建てるために植えられたと伝えられています。
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