「光の宿る場所」|黒蔵と茶室が語る写真と空間の対話|KYOTOGRAPHIE 2026 訪問記 10/10
2026年4月19日、午後1時すぎ。室町通に面した誉田屋源兵衛の暖簾をくぐると、外の喧騒がすっと遠のきました。坪庭の石畳を踏みしめ、奥へと進んでいくと、黒い外壁の蔵が現れます。「黒蔵」。大正時代に建てられた帯の老舗が守り続けるこの空間こそが、フェデリコ・エストルの展示会場でした。 その1時間後には、上京区の...
2026年4月19日、午後1時すぎ。室町通に面した誉田屋源兵衛の暖簾をくぐると、外の喧騒がすっと遠のきました。坪庭の石畳を踏みしめ、奥へと進んでいくと、黒い外壁の蔵が現れます。「黒蔵」。大正時代に建てられた帯の老舗が守り続けるこの空間こそが、フェデリコ・エストルの展示会場でした。 その1時間後には、上京区の...
2026年4月19日の午前11時ごろ、私は嶋臺(しまだい)ギャラリーの前に立っていました。前日の18日から始まったKYOTOGRAPHIE 2026の2日目。この日もすでにいくつかの会場を回ってきた足で、烏丸御池の交差点近くに構えるこの古い町家の扉を開けました。 訪れたのは、今回のシリーズで4本目となるアン...
2026年3月22日の夕方、下北沢の駅を出て住宅街の路地を歩きながら、少し不思議な気持ちになっていました。ギャラリーへ向かっているのに、どんどん日常の風景に溶け込んでいく感じ。駅から10分ほど歩いたところにある、古民家を改装したアートスペース「DDDART」。その「苑」という名のスペースで、蜷川実花の写真集...
色彩と視点の魔術師と称されるソール・ライターの写真展「Beauty in the Overlooked Ordinary」が、東京・虎ノ門ヒルズの「art cruise gallery by Baycrew’s」にて開催されています。この展覧会は、日常の中に秘められた詩情や美しさを再発見できる貴重な機会であ...
2024年1月21日、恵比寿ガーデンプレイスに足を踏み入れたのは昼すぎのことでした。その日は「見るまえに跳べ 日本の新進作家vol.20」の会期最終日。東京都写真美術館を訪れたのは、ある意味では駆け込みでした。 JR恵比寿駅の東口を出て、動く歩道を進むとガーデンプレイスのレンガ造りの建物が視界に入ります。館...