箱根ポーラ美術館「SPRING わきあがる鼓動」体験記|名和晃平が初めて語った《PixCell》誕生25年の全史
2026年5月23日、箱根の山に薄く霧雨が降っていました。仙石原に向かう車のフロントガラスを、細かい雨粒が音もなく流れていきます。5月下旬とはいえ標高約700mの仙石原はかなり肌寒く、新緑がしっとりと湿気を含んで、森全体が深呼吸しているような空気でした。 その日、私はポーラ美術館で開催中の展覧会「SPRIN...
2026年5月23日、箱根の山に薄く霧雨が降っていました。仙石原に向かう車のフロントガラスを、細かい雨粒が音もなく流れていきます。5月下旬とはいえ標高約700mの仙石原はかなり肌寒く、新緑がしっとりと湿気を含んで、森全体が深呼吸しているような空気でした。 その日、私はポーラ美術館で開催中の展覧会「SPRIN...
25年の軌跡が原宿に立ち上がった《5日間だけの“森”》へ 2025年11月13日。夕方から夜にかけて、原宿・ヨドバシJ6ビルで開催中のニコライ・バーグマン 25周年フラワーエキシビション《KUMIAWASE – 25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間》を訪れました。 ニコライ・バーグマ...
導入 2025年8月17日、私は初めて犬島を訪れました。直島や豊島と並ぶベネッセアートサイトの拠点であり、かつて銅精錬や石材業で栄えた歴史をもつ小さな島です。犬島で出会った家プロジェクト、精錬所美術館、くらしの植物園〈HANA〉、そしてINUJIMAアートランデブーの作品。その体験をご紹介します。シリーズは...
先日、上野の東京国立博物館・表慶館で開催中の特別展「浮世絵現代 Ukiyo-e In Play」に行ってきました。表慶館は明治時代創建の重厚な洋風建築で、そこに足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたような不思議な感覚に包まれました。江戸時代から受け継がれてきた木版画の技術と、現代アーティストたちの感性が...
はじめに 東京・谷中。細い路地の奥に、静かに佇む「SCAI THE BATHHOUSE」があります。かつて銭湯だった建物を改装したこのギャラリーは、天井が高く、どこか懐かしさを感じさせる独特の空気をまとっています。 ここで今、名和晃平さんの個展「Sentient(センシエント)」が開催中です。 名和さんとい...
WHAT MUSEUMで開催中の「Collecting? Connecting?」展は、T2 Collectionが収集してきた現代アート作品をもとに、「アートを収集すること」と「アートが人とつながること」の関係を探る展覧会です。多様なアーティストの作品を通じて、アートがどのように人々の記憶や感覚と結びつき...
序章:ファンタジーの力とは 「ファンタジーの力」とは、現実を超えた想像力が生み出す新たな世界観のこと。この展覧会では、日本画の巨匠・川端龍子と、高橋龍太郎コレクションを代表する現代アーティストたちの作品を通じて、ファンタジーが持つ魅力を探ります。過去と現在が交差し、異なる時代のアートが響き合う展示構成になっ...
東京都現代美術館で2024年8月3日(土)から11月10日(日)まで開催される「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」展は、日本の現代美術の豊かな歴史とその進化を深く探求するための貴重な機会です。この展覧会は、精神科医であり著名な現代美術コレクターでもある高橋龍太郎氏が数十年にわたって収集した3500点...
2024年6月に開館予定のUESHIMA MUSEUMは、東京の渋谷に位置し、現代アートを展示する新たな文化拠点として注目されています。この美術館は、現代アートを通じて過去、現在、未来をつなぐユニークな視点を提供することを目指しています。創設者の植島幹九郎氏によるコレクションを中心に、多様なアーティストの作...
「東 京都 展 The Echoes of East Kyoto」は、WHAT CAFEにて開催されているグループ展です。キュレーションはOnidaimyo(キトウケンゴ、大場大介、名和晃平によるキュレーターユニット)が手掛け、京都を活動拠点とする約50名のアーティストによる約100点の作品が展示されていま...