香川県 田村神社

田村神社は、倭迹迹日百襲姫命、五十狭芹彦命（吉備津彦命）、猿田彦大神、天隠山命（高倉下命）、天五田根命（天村雲命）の五柱の神々をお祀りするパワースポットです。これらの神々は、田村大神と総称されています。

倭迹迹日百襲姫命は、皇祖第七代孝霊天皇の皇女であり、疫病から人々を救ったり、武埴安彦の謀反を未然に防いだりと数々の勲功を上げ、そのために「百襲」という名を持っています。また、五十狭芹彦命は、倭迹迹日百襲姫命の弟で、四道将軍の一人として西海を鎮定し、吉備国の祖神となりました。

田村神社の境内には、宝永7年（1710年）に建てられた本社拝殿・奥殿があり、春日造と呼ばれる建築様式が採用されています。奥殿は二重構造で、前方に神座があり、「定水井」と呼ばれる深淵が床下に存在します。ただし、現在は奥殿に近づくことができず、木々が茂っていてほとんど見ることはできません。

境内には、海軍少年飛行兵之碑や海外開拓者殉難之碑などの鎮魂のための石碑があるほか、桃太郎話にちなんだ犬・猿・雉や吉備津彦・倭迹迹日百襲姫命、讃岐七福神の石像など、多くの石造物が設置されています。

田村神社は、その歴史や神秘的な雰囲気から、訪れる人々に癒しやパワーを与えてくれることでしょう。ぜひ、この機会に田村神社へお参りして、心身ともにリフレッシュしてみてください。