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宮崎県 都城市

霧島山を囲む様にして立つ霧島六所権現の一つ、東霧島神社は、第5代孝昭天皇の御世に創建されたと伝えられています。その中でも代表的なスポットとして知られているのが、鬼磐階段です。この記事では、東霧島神社の代表的なスポットである鬼磐階段の伝説とご利益についてご紹介します。

東霧島神社とは

東霧島神社は、古くから人々に親しまれている神社で、主祭神は建国の祖であるイザナギの尊です。国造りの神・国家守護ほか、農工商全ての開運・福寿・治病・航海・縁結び・安産など、世の中の幸福を増進することを計った人間生活の守護神でもあります。また、近年では、神秘的なパワースポットとしても知られ、県内外から多くの参拝者が訪れています。

鬼磐階段の伝説

鬼磐階段は、社務所の先、社殿までの道筋にあります。その成り立ちには、伝説があります。その昔、霧島山の麓の村に住む美しい娘を気に入った赤鬼が、娘の父親に娘を嫁にくれと申し出ました。しかし、娘の父親は鬼に娘をやりたくなく、霧島の神様に相談したところ、神様は鬼に「一晩の間に、神殿に通じる階段を1000個の石を使って作れれば、娘を嫁にしてやる、できなければこの地を去りなさい」と難題を突きつけました。鬼はとても力持ちで、どんどん石を積み上げていきます。

しかし、999個まで積み上げたところで、神様があわてて東の空を少しだけ明るくして鶏を鳴かせ、夜明けを迎えたため、鬼は神殿に通じる階段を完成させることができず、娘を嫁にすることも叶いませんでした。鬼が力まかせに積み上げた石段は、その後も多くの人々を魅了し続け、東霧島神社の代表的なスポットとなっています。

東霧島神社のご利益

東霧島神社境内には、鬼磐階段や龍、神石のほかにも、樹齢1000年を超える大クスや、竜王神水といったパワースポットがたくさんあります。これらのスポットで、霧島の神々からのご利益をいただくことができます。また、参拝の証として、御朱印をいただくこともおすすめです。

まとめ

東霧島神社は、霧島山を囲む様にして立つ霧島六所権現の一つで、代表的なスポットとして知られる鬼磐階段があります。鬼磐階段の成り立ちには、伝説があり、また、その魅力や注意点についても紹介しました。東霧島神社境内には、神々のパワーを感じ、ご利益をいただけるスポットがたくさんあります。是非、霧島の神々からのご利益をいただきに、一度東霧島神社を訪れてみてください。

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