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静岡県 富士山本宮浅間大社

富士宮市にある富士山本宮浅間大社は、富士山の麓に位置し、全国に1300以上ある浅間神社の総本宮として知られています。主祭神は、「浅間の大神」とも称される「木花之佐久夜毘売命」で、火難消除や安産、航海安全などの神徳があります。

創建は806年とされ、古くから地域の信仰を集める神社でした。また、駿河国一之宮として高い格式があり、鎌倉時代以降は武将たちから篤い崇敬を受けていました。

富士山本宮浅間大社の起源は、紀元前27年に富士山の噴火を鎮めるため、浅間大神を祀ったことに始まります。110年には、日本武尊が東征の途中で浅間大神に祈念し、現在の山宮浅間神社に神霊を祀りました。

その後、平城天皇の命で、征夷大将軍坂上田村麻呂が806年に「大宮の地」に社を建て、現在の富士山本宮浅間大社が誕生しました。武人たちとの縁が深い神社であることがわかります。

徳川家康が造営した荘厳な社殿は、関ヶ原の戦いの勝利の御礼として、1604年に建てられました。現存する楼門、拝殿、本殿は、家康が造営した30近い社殿のうちの3つで、本殿は国の重要文化財に指定されています。天災や戦争の火災から守られたのも、主祭神のご利益であるといわれています。

富士山本宮浅間大社は、武将たちが信仰したパワースポットとして、今も多くの参拝者で賑わっています。参拝の後には、周辺スポットも楽しんでみてください。

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