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京都府 賀茂御祖神社

賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、京都の鴨川を中心に栄えた歴史的な神社です。地元の人々からは「下鴨(しもがも)さん」や「下鴨神社(しもがもじんじゃ)」と親しみを込めて呼ばれています。東西の両本殿は、どちらも国宝に指定されている美しい建物です。

ここでは、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)の二柱が祀られています。賀茂建角身命は、古代の京都を開かれた神様で、山城国一宮として守護神とされている他、国民の平安や世界平和を祈願する神様でもあります。

一方、玉依媛命は、山城国『風土記』によると、鴨川で禊(みそぎ─身を清める儀式)をしている際、上流から流れてきた丹塗の矢を拾い、それが美しい男神に変じて結婚。子供を授かったという神話があり、古くから縁結びや子育ての神様として信仰されています。

賀茂建角身命は、農業の発展や民生の安定に努め、世界平和や五穀豊穣、殖産興業、身体の病難解除などの神徳があるとされます。また、導きの神、勝利の神としても知られ、入学や就職試験の合格、交通安全など幅広い分野で神徳を発揮しているといわれています。

玉依媛命は、婦道の守護神として縁結びや安産、育児などの神徳があります。さらに、水を司る神としても知られ、その御神徳は非常に顕著です。

賀茂御祖神社は、京都の守護神でありながら、人々の暮らしを守る神様でもあります。そのため、多くの人々が縁結びや子育ての祈願のため、また厄除けや交通安全などの祈願をするために賀茂御祖神社を訪れます。その魅力は、歴史と自然に囲まれた美しい境内にあり、参拝者たちに心の安らぎを与えてくれます。

次回の京都旅行では、賀茂御祖神社を訪れて、そのパワーを感じてみてはいかがでしょうか。きっと素晴らしいご縁や子育ての力を授かることができるでしょう。

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