展覧会レビュー

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マルタン・マルジェラ展|京都「白の余白」と東京「黒のビニール」、二つの個展は何を問うのか【2026年訪問レポート】

2026年4月18日に京都・タカ・イシイギャラリー京都、4月25日に東京・九段ハウス。一週間あけて、同じアーティストの個展を二つの都市で見てきました。 率直に言って、難解でした。それも生半可な「難解さ」ではなく、見終わったあとも数日間、頭の中に残り続けるタイプの難解さです。京都の白い空間に佇む彫刻を前にして...

Fashion / Maison Art

カルティエの魔法に触れる サヴォアフェールと川内倫子が描く「職人という芸術」

2026年2月11日、銀座の静かな通りに佇むカルティエ 銀座2丁目ブティック「Maison de Panthère」を訪れた。ガラス越しに見える空間は、ブティックでありながら、どこか神聖なアトリエのような緊張感を纏っている。扉を開けた瞬間、外界の時間から切り離されたような静けさが身体を包み込んだ。 ここで開...

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時間は過ぎ去る、それでも体験は残る 六本木クロッシング2025展を歩く

「時間」をテーマにした現在地の記録 三年に一度、森美術館が開催する「六本木クロッシング」は、その時代における日本の現代美術の“現在地”を定点観測する展覧会として位置づけられてきた。2025年から2026年にかけて開催されている本展は、その第8回目にあたる。 会場は六本木ヒルズ森タワー53階に位置する 森美術...