『多賀大社』 “お多賀さん”に寿(ことほ)ぐ、延命長寿の聖域
近江鉄道「多賀大社前」駅を降り、糸切餅の暖簾が連なる門前町を歩くこと約十分 ゆっくり歩いても十二分ほどで、欅の大鳥居が姿を現す。鳥居をくぐった瞬間、比良山系から吹き下ろす乾いた風と犬上川の湿った空気が交わり、ふっと身体が軽くなる感覚に包まれた。ここ多賀大社は、国生み・神生みの親神 伊邪那岐大神 と 伊邪那美...
近江鉄道「多賀大社前」駅を降り、糸切餅の暖簾が連なる門前町を歩くこと約十分 ゆっくり歩いても十二分ほどで、欅の大鳥居が姿を現す。鳥居をくぐった瞬間、比良山系から吹き下ろす乾いた風と犬上川の湿った空気が交わり、ふっと身体が軽くなる感覚に包まれた。ここ多賀大社は、国生み・神生みの親神 伊邪那岐大神 と 伊邪那美...
2025年7月24日、滋賀・坂本。 京阪石山坂本線の終点「坂本比叡山口」駅で電車を降りたのは、ちょうど昼頃のこと。駅の外に出ると、夏の日差しはさすがに強く、じりじりとした暑さが肌に刺さります。でも、参道に一歩足を踏み入れた瞬間——木陰のひんやりした空気がさっと体を包みました。 木々の間を風が通り抜けるたびに...
京阪電車「近江神宮前」駅を降りると、深い常緑の森に朱塗りの大鳥居が映え、参道全体が穏やかな気流で満たされています。ここ近江神宮は、昭和十五年(一九四〇)に鎮座した比較的新しい社ですが、主祭神の天智天皇が都を大津に遷した一三五〇年の歴史を背景に持ち、全国十六社のみの勅祭社として格別の格式を誇ります。 天智天皇...
はじめに 〜 祇園祭・後祭の熱気を背に、静寂を求めて 猛暑の京都。祇園祭・後祭の宵山最終日で賑わう四条通をあとに、市バス北1系統で鷹峯へ。車窓に北山の緑が迫り、「鷹峯源光庵前」で下車すると一転して蝉しぐれと杉木立の清涼感が迎えてくれました。 源光庵の歩み 〜 “復古禅林”と呼ばれる理由 年代 できごと 補足...
京阪「祇園四条」駅から四条通を東へ。2025年7月22日、祇園祭〈後祭〉宵山の二日目に八坂神社へ向かった。午前9時、西楼門の朱が真夏の陽射しを反射し、境内はほどよい人出で落ち着いている。午後9時に再訪すると、同じ門が千余りの駒形提灯の光に包まれていた。後祭では前祭のような歩行者天国や露店は設けられないが、そ...
2025年4月5日、三島市にある三嶋大社を訪れました。前日までの雨が上がり、空は澄み渡るような青。春の光に包まれた境内には満開の桜が広がり、散った花びらが石畳にやさしく舞い降り、風情ある景色をつくっていました。 一部では葉桜が混じり、桜吹雪と緑が織りなす絶妙なバランスに、時の流れの美しさを感じました。帰り道...
2025年3月20日、春分の日の朝。空は雲ひとつない晴天で、肌に感じる空気がなんとなく違う気がしました。この日を選んで向かったのは、神奈川県高座郡にある「寒川神社」です。 目的は二つ。春分の日にしか授与されない数量限定の「御来光守」を手に入れること、そしてレイライン上に立つ神社のパワーを体で感じること。結論...
はじめに 2025年3月16日、長崎県壱岐市芦辺町諸吉本村触に鎮座する寄八幡神社を訪れました。当日は小雨が降る曇り空で、湿った空気が辺りを包み込んでいました。雨に濡れた木々の葉が鮮やかさを増し、参道に漂う土の香りと相まって、神秘的な雰囲気を醸し出していました。石段を一歩一歩踏みしめながら進むと、歴史の...
はじめに 2025年3月16日、小雨の降る壱岐の地を訪れました。向かったのは、芦辺町国分東触に鎮座する月讀神社。しとしとと降る雨が木々の葉を潤し、しっとりとした空気が境内全体を包み込んでいました。参道を歩くたびに足元から立ち上る土の匂いが、自然と心を引き締めてくれます。石段を一歩ずつ踏みしめながら辿り着いた...
はじめに 2025年3月16日、長崎県壱岐市芦辺町箱崎釘ノ尾触に鎮座する女嶽神社を訪れました。当日は小雨が降る曇り空で、しっとりとした空気が辺りを包んでいました。雨に濡れた新緑の葉が鮮やかさを増し、神秘的な雰囲気を醸し出していました。参道を進む足元からは、湿った土の香りが立ち上り、自然と心が引き締まる...