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山梨県 浅間神社

笛吹市一宮町に位置し、一宮支所から東へ約500mほど進んだ場所に鎮座する「浅間神社」は、地元の人々から親しまれている歴史ある神社です。国道20号線に沿って立つ大鳥居を抜け、北へ向かって参道を進むと、境内に入るとすぐに左手に社殿が見えます。

社殿の右手奥には「祓門」と呼ばれる人型の石像があり、その周囲には十二支を象った石像が並んでいます。自分の生まれた年の干支や、その年の干支にちなんだ石像にお参りすると、ご利益があると言われています。さらに、その先にある「成就石」で願い事を祈ると、願いが叶うという言い伝えがあります。

また、本殿のすぐ隣には、樹齢200年以上の夫婦梅がある御神木が立っています。この御神木の実を頂くと子宝に恵まれるとされ、多くの参拝者が遠方から訪れて授与を求めています。

御祭神・御由緒については、約2000年前の第十一代垂仁天皇の時代に、神山の麓でお祀りが始まり、その後第五十六代清和天皇の貞観7年(865年)に富士山大噴火の翌年、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を現在地にお遷ししてお祀りされています。浅間神社は甲斐国一宮であり、延喜の制において明神大社とされていました。明治4年5月14日には国幣中社に列格されました。

御祭神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、富士山の神として知られています。木花開耶姫命は、大山祇神の妻であり、天孫瓊々杵命の妃として皇室の始祖である大御母とされている大神です。その美しい御容姿や謙虚な性格から、日本の女性の理想像として称えられています。彼女は、貞節であり、至純であり、国土経営においても内助の功を極めることで、現在の日本の基盤を築いたとされ、そのご功徳は日本女性の範と仰がれているのです。

古来より、木花開耶姫命は山火鎮護、農業、酒造の守護神として信仰されてきました。また、婚姻や子授け、安産の霊徳神として、多くの人々に崇敬されています。

【まとめ】
笛吹市一宮町にある浅間神社は、歴史ある神社であり、富士山の神である木花開耶姫命を祀っています。十二支の石像や成就石、夫婦梅など、様々なご利益があるとされるスポットがあり、多くの参拝者が訪れます。この神秘的なパワースポットを訪れ、自分の願い事や幸せを祈ってみてはいかがでしょうか。

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