【玉前神社】房総半島最南端の歴史ある上総国一之宮
千葉県 玉前神社
玉前神社は、上総国一之宮として知られる神社で、房総半島九十九里浜の最南端に位置します。祭神である玉依姫命を祀り、温暖な気候が特徴の一宮町で、縄文弥生時代から人々の営みがあったことが確認されています。
平安時代の『延喜式神名帳』にも名神大社として記される玉前神社は、古くから朝廷や幕府の信仰を集め、上総国一之宮の格式を保ち続けてきました。しかし、永禄年間の戦火で社殿・宝物・文書が焼失し、創建の由来や名称などの詳細は不明です。
毎年9月10日から13日にかけて行われるご例祭は、少なくとも1200年の歴史があり、時代の変化に伴い形を変えつつも古代からの意義を守り続けています。この祭りは、「上総の裸祭り」や「十二社祭り」とも呼ばれ、房総半島の浜降り神事を代表するものとして知られています。
関東一円から多くの人々が壮大な儀礼を見ようと訪れるこの祭りは、玉前神社の魅力を堪能できる絶好の機会です。房総半島最南端の歴史ある上総国一之宮で、玉前神社の深い信仰と文化を感じてみませんか?
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