【大國魂神社】武蔵国の総社で縁結び・厄除けの神様をお祀り
東京都 大國魂神社
大國魂神社は、武蔵国の守り神として大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)をお祀りする神社です。出雲の大国主神と御同神で、古来武蔵国を開拓し、人々に生活の道を教え、医療法やまじないの術も授けた神様で、縁結び・厄除けの神として広く知られています。
御祭神である大國魂大神は、素盞鳴尊(すさのおのみこと)の御子神で、人々に生活の道を授け、医薬禁厭等の方法も教え、国土を開拓されました。起源は、景行天皇41年(111年)に大神の託宣により造られたとされ、武蔵国造に任命された出雲臣天穂日命(いづものおみあめのほひのみこと)の後裔が奉仕し、以降代々の国造が祭務を担ってきました。
孝徳天皇の御代には、大化の改新(645)を経て、武蔵国府が設置され、当社が国衙の斎場となり、国司が祭務を総轄しました。そして、武蔵総社の起源となる国内神社の奉幣巡拝や神事執行などを行いました。
本殿の両側には、武蔵国内の著名な神である六所(ろくしょ)の神々が祀られ、六所宮とも称されるようになりました。
源頼朝が正室政子の安産祈願を行ったことや、徳川家康が江戸入城後に社領五百石を寄進し、社殿を造営したことなど、歴史に名高い人物たちに崇敬されてきました。
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