津島神社 水と疫を見つめ続けてきた尾張の社
【導入】 2025年12月13日。境内に入ると、冬の低い光が社殿の屋根に静かに落ちていました。風は弱く、木立の間を抜ける音も控えめで、神門の内側だけ時間の進み方が緩やかに感じられます。木橋の下を流れる水の気配と、足元の砂利を踏む音が、境内の奥へと導いていきます。 【基本情報】 所在地:愛知県津島市神明町御祭...
【導入】 2025年12月13日。境内に入ると、冬の低い光が社殿の屋根に静かに落ちていました。風は弱く、木立の間を抜ける音も控えめで、神門の内側だけ時間の進み方が緩やかに感じられます。木橋の下を流れる水の気配と、足元の砂利を踏む音が、境内の奥へと導いていきます。 【基本情報】 所在地:愛知県津島市神明町御祭...
【導入】 訪問日は2025年12月13日。境内には冬の入り口らしい乾いた冷気があり、空気は澄んでいました。参道を進むと、足元の砂利が短く音を立て、そのほかの気配は遠のいていきます。拝殿前では、風が社殿の屋根をなぞる音だけが残り、人の動きは自然と少なくなっていました。 【基本情報】 所在地は愛知県稲沢市国府宮...
【導入】 訪問日は2025年12月13日。犬山の丘陵は冬の入口にあり、空気は冷えていましたが、日差しはやわらかく、境内では落ち葉の擦れる音だけが続いていました。参道を進むにつれ、周囲の住宅地や車の音は背後に退き、社殿の前では人の気配も少なく、一定の静けさが保たれていました。 【基本情報】 所在地:愛知県犬山...
導入:熱気と静けさの交差点 徳島の夏といえば、何といっても阿波踊り。2025年8月14日、私はその熱気に包まれる徳島市内にいました。踊り子たちの掛け声と太鼓の響きが夜空にこだまする中、心の奥で「静かな場所に身を置きたい」という思いがふっと芽生えました。熱狂の余韻を胸に抱えたまま、私は足を延ばし、眉山の南麓に...
阿波国一之宮・大麻比古神社とは 徳島県鳴門市大麻町に鎮座する「大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)」は、阿波国一之宮として古代から崇敬を集めてきた神社です。ご祭神は大麻比古大神で、開拓や農業、航海を守護する神として知られています。さらに「道をひらく神」猿田彦大神も祀られており、人々を正しい方向へ導いてくれる...
JR琵琶湖線「石山」駅から旧東海道を歩いて約二十五分。石段の先に朱の大鳥居が現れ、背後で瀬田川の水面がきらめく。石山駅前から〈建部大社前〉行きバスに乗れば十〜十五分、京阪「唐橋前」駅からは瀬田の唐橋を渡って十分ほどで境内に至る。こうして川と陸、二つの“流れ”が交わる交差点に立つだけで、胸の奥が小さく鳴り始め...
JR琵琶湖線「野洲」駅で滋賀交通バス〈花緑公園行〉に乗り、およそ10分。「御上神社前」で降りると、正面に欅の大鳥居がそびえ、その背後には端正な円錐形の三上山 通称・近江富士が静かに鎮座している。鳥居をくぐった瞬間、山裾から吹き下ろす乾いた風が肌を撫で、胸の奥がきゅっと引き締まった。境内に歩みを進めるごとにヒ...
近江鉄道「多賀大社前」駅を降り、糸切餅の暖簾が連なる門前町を歩くこと約十分 ゆっくり歩いても十二分ほどで、欅の大鳥居が姿を現す。鳥居をくぐった瞬間、比良山系から吹き下ろす乾いた風と犬上川の湿った空気が交わり、ふっと身体が軽くなる感覚に包まれた。ここ多賀大社は、国生み・神生みの親神 伊邪那岐大神 と 伊邪那美...
2025年7月24日、滋賀・坂本。 京阪石山坂本線の終点「坂本比叡山口」駅で電車を降りたのは、ちょうど昼頃のこと。駅の外に出ると、夏の日差しはさすがに強く、じりじりとした暑さが肌に刺さります。でも、参道に一歩足を踏み入れた瞬間——木陰のひんやりした空気がさっと体を包みました。 木々の間を風が通り抜けるたびに...
京阪電車「近江神宮前」駅を降りると、深い常緑の森に朱塗りの大鳥居が映え、参道全体が穏やかな気流で満たされています。ここ近江神宮は、昭和十五年(一九四〇)に鎮座した比較的新しい社ですが、主祭神の天智天皇が都を大津に遷した一三五〇年の歴史を背景に持ち、全国十六社のみの勅祭社として格別の格式を誇ります。 天智天皇...