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東京都 日枝神社

日枝神社は、御祭神である大山咋神(おおやまくいのかみ)をはじめ、相殿に鎮まる国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)が祀られています。大山咋神は地主神として崇められ、山や水、産業を司り、近年は厄除け、安産、縁結び、商売繁盛などの神としても信仰されています。

武蔵野開拓の祖神・江戸の郷の守護神として江戸氏が祀り、太田道灌公により江戸城内に鎮護の神として祀られました。徳川家康公の江戸移封に伴い、江戸城内鎮守の社、徳川歴朝の産神、江戸市民から江戸郷の総氏神・産神として崇敬されるようになりました。

二代秀忠の江戸城大改造の際に社殿が遷祀され、一般市民が参拝できる道が開かれました。その後の明暦3年(1657)の大火で社殿が焼失しましたが、将軍家綱により社地が赤坂の溜池を望む地に移され、遷祀が行われました。

二代秀忠の江戸城大改造の際に社殿が遷祀され、一般市民が参拝できる道が開かれました。その後の明暦3年(1657)の大火で社殿が焼失しましたが、将軍家綱により社地が赤坂の溜池を望む地に移され、遷祀が行われました。

明治元年の東京奠都に際し、勅使奉幣が行われ、皇室から崇敬を受けるようになりました。昭和20年5月戦禍により社殿が焼失しましたが、昭和33年6月に本殿遷座祭が行われ、順次社殿が再建されました。

昭和53年6月には、江戸城御鎮座五百年を祝う式年大祭が厳修され、山王神幸祭の復元や境内整備などの記念事業が実施されました。

日枝神社は、江戸時代の繁栄が息づくパワースポットとして、今も多くの人々に愛されています。

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