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山口県 亀山八幡宮

亀山八幡宮(かめやまはちまんぐう)は、山口県下関市にある歴史ある神社です。かつては県社として位置づけられ、現在は神社本庁の別表神社として知られています。地元では「亀山さま」(亀山さん)と親しみを込めて呼ばれています。

主祭神として応神天皇・仲哀天皇・神功皇后が祀られており、さらに仁徳天皇・武内宿禰も一緒に祀られています。貞観元年(859年)の創建と伝えられるこの神社は、「関の氏神」として市民に親しまれています。境内には林芙美子文学碑や世界最大のふくの銅像、亀山砲台跡など見どころがたくさんあります。

唐戸市場からも近く、国道9号線を挟んで山側に位置する亀山八幡宮の境内には、様々な見どころが存在します。ますも数々の観光客を惹きつける「世界一のふくの像」があります。国道からも見えますが、ぜひ近くでその大きさを実感してみてください。

また、亀山砲台跡も見逃せません。ここは、長州藩士・久坂玄瑞が、攘夷を決行するために外国船に向かって最初に大砲を撃った場所であり、近代日本の幕開けを告げる第一弾が発射されたとされる歴史的な場所です。

さらに、境内には子連れ狛犬の像があります。これは非常に珍しい子取り狛犬で、子孫繁栄の意味があるとされています。伊藤博文の奥方となったお梅さんが出会った神社の茶屋や、床屋発祥の碑、山陽道の起点の碑、金子みすゞ関連の場所など、歴史を感じるスポットが多数存在します。

最後に見逃せないのは、国道沿いの大鳥居です。御影石で作られた鳥居の大きさも見事ですが、特に注目すべきはその扁額にある「亀山宮」の山の文字部分にはまっているボールです。いつからそこにあるのかは定かではありませんが、何十年も経っても落ちないこのボールには驚かされます。風雨にさらされても朽ちずにあるこのボールには、試験や就職活動に落ちないという縁起があるとも言われています。

亀山八幡宮は歴史や伝説に彩られた魅力的なスポットがたくさんあります。また、境内からの眺めも素晴らしく、心身ともにリフレッシュできる場所としておすすめです。ぜひ、下関市に訪れた際には、亀山八幡宮へお詣りしてみてください。

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