Article list

茨城県 日立市

御岩神社は、創建時期は不明ですが、縄文晩期の祭祀遺跡や、日本最古の書の一つである「常陸國風土記」(721年)に記される「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」との言葉から、古代より信仰の聖地であったことがわかります。

御岩神社には、国之常立神、大国主神、伊邪那岐神、伊邪那美神、大山祗神など、全てで20柱の神々が祀られており、神仏習合色が色濃く残る特異な信仰が伝わっています。

江戸時代には、水戸藩初代徳川頼房公により出羽三山を勧請し、水戸藩の国峰と位置づけられました。その後も、徳川光圀公(水戸黄門さま)など、藩主代々が参拝を続ける祈願所であったことが知られています。

境内には、古代信仰(古神道)や神仏習合の名残が見られ、仏像や遺跡が今も残っています。また、御岩山(かびれ山)は、戦前の茨城四十五景や戦後の茨城百景の一つに選ばれており、頂上からは太平洋や那須連山を一望できます。

御岩神社の境内には、県指定天然記念物である三本杉があります。推定樹齢600年のこの巨樹は、幹周囲9メートル、高さ50メートルで、地上3メートルから3本に分かれる様子が見られます。

御岩神社は、古代からの信仰の聖地として今も多くの人々に親しまれています。その独自の信仰と神秘的な自然に触れることができる御岩神社は、訪れる価値のある場所です。

御岩神社は、古代からの信仰の聖地として栄え、神秘的な自然に包まれた場所です。その独特の雰囲気を感じながら、歴史や自然に触れ合うことができる御岩神社をぜひ訪れてみてください。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。