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奈良県 石上神宮

石上神宮は、大和盆地の中央東に位置し、龍王山の西麓に鎮座しています。境内は緑豊かな常緑樹に囲まれ、神々しい自然の姿が今も残されています。北方には布留川が流れ、周辺は古墳が密集していることで知られています。

この神宮は、日本最古の神社の一つで、物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特別な存在でした。健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として信仰されてきました。

総称して石上大神と仰がれる御祭神は、第10代崇神天皇の時代に現地、石上布留の高庭に祀られました。古典には「石上神宮」「石上振神宮」「石上坐布都御魂神社」などと記され、また、「石上社」「布留社」とも呼ばれていました。

石上神宮(いそのかみじんぐう)の七支刀は、奈良県天理市にある石上神宮で保管されている国宝指定の七支刀です。石上神宮は、日本神話に登場する神様である天児屋根命(あめのこやねのみこと)が祀られている神社であり、歴史が非常に古いとされています。

この七支刀は、全長約74.7センチメートルで、そのうち刀身の長さが約56.7センチメートルです。刀身には典型的な七支刀の特徴である、七本の突起が交互に配置されています。また、この七支刀には銘文が刻まれており、その内容から6世紀後半から7世紀前半に作られたと推定されています。

石上神宮の七支刀は、日本の古代の技術や文化を今に伝える貴重な遺物であり、また、神宮の神事に使用されたとされるため、神聖なものとされています。現在は、石上神宮の宝物館で一般公開されており、多くの人々がその姿を見ることができます。

【まとめ】
石上神宮は、自然と歴史に包まれた神秘的な場所です。その美しい景観や由緒ある神々の力を感じることができるでしょう。訪れる際は、境内だけでなく周辺の名所もぜひお楽しみください。

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