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岡山県 吉備津彦神社

吉備津彦神社は、岡山県岡山市北区一宮に鎮座する神社で、備前国一宮として知られています。旧社格は国幣小社であり、現在は神社本庁の別表神社に所属しています。別名、「朝日の宮」とも称されています。

主祭神は、大吉備津彦命で、第7代孝霊天皇の皇子であり、桃太郎のモデルとなった英雄です。大吉備津日子命とも記され、別名を比古伊佐勢理比古命とも呼ばれます。崇神天皇10年には四道将軍の一人として山陽道に遣わされ、若日子建吉備津彦命と共に吉備を平定しました。その子孫は吉備の国造になり、古代豪族・吉備臣へと発展しました。

吉備津彦神社は、背後にそびえる吉備の中山に、巨大な天津磐座「神を祭る石」や磐境「神域を示す列石」を持ち、山全体が神の山として崇敬されてきました。伝統的な神社建築と緑豊かな樹木が融合した風景は、荘厳で美しい雰囲気を醸し出しており、本殿は県指定の重要文化財に認定されています。

古来、神の山として崇拝されてきた吉備の中山は、神が降臨する場所とされ、パワースポットとしても有名です。夏至の日には、朝日が鳥居の正面から昇ることから、「朝日の宮」とも称されています。

また、吉備津彦神社周辺には、季節ごとに移り変わる美しい景色が広がっており、訪れる人々の心を癒してくれます。春には桜が咲き誇り、夏には緑が濃くなり、秋には紅葉が美しく、冬には雪景色が広がる四季折々の風情を楽しめます。

吉備津彦神社は、古代から続く神々の信仰と自然の美しさが共存する場所であり、その神秘的なパワーを感じることができる神社です。是非一度、この素晴らしい場所を訪れて、その魅力を体感してみてください。

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