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2026年3月12日、福岡空港に降り立ったのは14時過ぎ。御朱印の受付は15時30分まで。間に合うか少しドキドキしながら、レンタカーで久留米の高良大社へ向かいました。

高良大社は、福岡県久留米市の高良山(標高312メートル)に鎮座する筑後国一宮。創建は約1600年前、旧社格は国幣大社という九州屈指の格式を誇るパワースポットです。

結論から言うと、御朱印は無事にいただけました。そしてそれ以上に、この神社の空気感がとにかく素晴らしかった。今回はその体験をたっぷりお届けします。

高良大社とは?筑後国一宮の歴史とご利益

高良大社の創建は履中天皇元年、西暦400年と伝えられています。寛平9年(897年)には神階の最高位である正一位を授けられ、延喜式では名神大社に列せられるなど、古くから非常に高い格式を持つ神社です。

御祭神は高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)。相殿には八幡大神と住吉大神が祀られています。

ご利益は厄除け・延命長寿・交通安全・福徳円満と幅広く、生活全般を守ってくださる神様として地元の方々に深く信仰されてきました。また「武運長久の神」「芸能の神」としても知られていて、勝負事や芸事に打ち込む方にもおすすめの神社です。

福岡空港から高良大社へ|レンタカーでのアクセス

今回は福岡空港でレンタカーを借りて向かいました。

空港から九州自動車道に乗り、久留米ICで下りてそこから約15分。トータルで1時間ちょっとの道のりです。高良山に近づくにつれて道は緑に囲まれていき、少しずつ「山に入っていくな」という感覚になります。

駐車場は第1から第6まであり、すべて無料。ありがたい。社殿に近い第1駐車場を利用しましたが、平日だったこともあってスムーズに停められました。

いざ参拝!131段の石段を登って社殿へ

駐車場に車を停めて、いよいよ参道へ。

目の前に現れたのは、まっすぐ上へと続く131段の石段。見上げると、なかなかの迫力です。でも一段一段はそこまで急ではないので、自分のペースで登れば大丈夫。途中で振り返ると、筑後平野がだんだんと広がっていく景色が見えて、それだけでもう来た甲斐があるなと思えます。

ちなみに、石段の脇にはスロープカー(モノレール)も設置されています。足腰に不安のある方はこちらを利用できるので安心です。利用料はお志(ワンコイン程度)とのこと。

よく晴れた春の日で、空気がとにかく澄んでいて気持ちよかった。木々の間を抜ける風がひんやりと心地よくて、石段を登りながら深呼吸するだけで身体の中がすっと浄化されていくような感覚がありました。

パワースポットと呼ばれる場所はいくつも訪れてきましたが、高良大社の空気感は格別。静けさの中にどっしりとした力強さがある、そんな場所です。

九州最大級の社殿は圧巻の重要文化財

石段を登り切った先に現れる社殿は、思わず息をのむ美しさ。

現在の本殿・幣殿・拝殿は、久留米藩第3代藩主・有馬頼利によって建立されたもので、いずれも国の重要文化財に指定されています。九州最大級とも言われるその堂々たる佇まいは、1600年の歴史の重みを感じさせてくれます。

社殿の前に立つと、背後に広がる山の緑と、眼下に見える筑後平野のコントラストがなんとも美しい。天気がいい日は遠くまで見渡せて、それだけで心が洗われるような気持ちになります。

御朱印情報|受付は15時30分まで!時間に注意

高良大社では御朱印をいただくことができます。

ここで一つ、これから参拝される方にお伝えしたい大事な情報。御朱印の受付時間は15時30分までです。

冒頭でも書いた通り、今回は到着が15時20分頃。本当にギリギリでした。受付に駆け込むような形でしたが、無事にいただけたときはホッとしました。あと10分遅かったらアウトだったと思います。

せっかく参拝したのに御朱印の受付が終わっていた、となるともったいないですよね。午後から向かう方は、くれぐれも余裕を持ったスケジュールを組んでください。

私がいただいた御朱印は書き置きタイプでした。御朱印に記された「高良玉垂宮」の書は、平安時代中期の能書家・藤原佐理(ふじわらのすけまさ)の筆によるもの。藤原佐理は「三跡」の一人として名高い人物で、この文字は現在も社殿の向拝に掲げられた社号額に見ることができます。朱印の鮮やかな赤と力強い墨書のコントラストが美しく、参拝の記念にふさわしい一枚でした。

高良大社の見どころ・パワースポット

高良大社の魅力は社殿だけではありません。境内とその周辺には、パワースポット好きにはたまらない見どころがいくつもあります。

樹齢400年の大樟(御神木)

境内にそびえる御神木の大樟(おおくす)は、福岡県の天然記念物に指定されています。樹齢約400年というその姿は圧巻で、太い幹に手を当てると、じんわりと温かいエネルギーを感じるような気がしました。木のそばに立つだけで、なんだか守られているような安心感があります。

奥の院と霊水「高良山勝水」

本殿の後方から杉林の中を15〜20分ほど歩くと、奥の院にたどり着きます。ここは江戸時代まで高良大明神の御廟所とされていた聖地で、霊水が湧くパワースポットとして知られています。

この霊水は「高良山勝水」と呼ばれ、飲むと勝負事に勝てるという言い伝えがあるそう。高良大社ではこの言い伝えにちなんだ「勝守」というお守りも授与されていて、ここぞという勝負を控えている方にはぜひ手に取っていただきたいアイテムです。

高良山神籠石(国の史跡)

御本殿の背後から山裾にかけて、1,300余個の巨石が延々1,600メートルにわたって列をなしています。これが国の史跡「高良山神籠石(こうらさんこうごいし)」です。全周は約2.5〜3キロメートルにも及び、日本の古代遺跡の中でも最大級の規模を誇ります。

飛鳥時代頃に築かれた古代山城の一種とするのが通説ですが、古くは高良大社の結界として語られてきた歴史もあり、神秘的な雰囲気は歴史好き・スピリチュアル好きの心をくすぐります。

高良大社の基本情報

項目内容
正式名称高良大社(こうらたいしゃ)
旧社格国幣大社
社格筑後国一宮、延喜式内名神大社
御祭神高良玉垂命(主祭神)、八幡大神、住吉大神(相殿神)
ご利益厄除け、延命長寿、交通安全、福徳円満、武運長久ほか
所在地福岡県久留米市御井町1
参拝時間6:00〜17:00
駐車場あり(第1〜第6駐車場、すべて無料)
アクセス九州自動車道「久留米IC」より車で約15分/JR久大本線「久留米大学前駅」よりタクシー約15分/西鉄「久留米駅」よりバス「御井町」下車、徒歩約20分

まとめ

高良大社は、1600年以上の歴史と格式を誇りながらも、決して敷居が高くない温かみのある神社でした。

131段の石段を登り切った先に広がる景色、澄みきった山の空気、そして九州最大級の社殿の迫力。どれをとっても「来てよかった」と思える場所です。

福岡空港からレンタカーで約1時間とアクセスもしやすいので、福岡旅行の際にはぜひ足を延ばしてみてください。ただし、御朱印をいただきたい方は15時30分の受付締め切りにご注意を。わたしのようにギリギリにならないよう、余裕を持って訪れてくださいね。

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