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茨城県 日立市

大甕神社(おおみかじんじゃ)は、神秘的なパワーを持つ神社として全国でも注目を集めています。この記事では、大甕神社にまつられている神々の歴史や伝説、そしてその魅力をご紹介します。

御祭神は二柱で、主神は健葉槌命(たけはつちのみこと)、地主神は甕星香々背男(みかほしかかせお)です。健葉槌命は、倭文神(しずのかみ)とも呼ばれる織物の神さまで、甕星香々背男は星の神さまです。全国でも、この二柱をお祀りしている神社は大甕神社のみですが、映画『君の名は。』のヒロイン、三葉の実家である宮水神社も、健葉槌命と甕星香々背男を祀っていました。

『君の名は。』では、宮水神社の御祭神について詳しくは描かれていませんが、スピンオフ小説『君の名は。Another Side:Earthbound』では、三葉の両親である二葉と俊樹の出会いが描かれており、そこに登場するのが「大甕神社」なのです。

大甕神社は、皇紀元年(紀元前660年)に創建されました。当初は大甕山上の古宮の地に祀られ、祭祀が行われていましたが、江戸期の元禄8年(1695年)に、甕星香々背男の磐座(いわくら)である宿魂石上に遷座され、現在の地に至ります。

大甕神社にまつわる伝説では、『日本書紀』神代に、下総国一宮の香取神宮の祭神・経津主神と常陸国一宮の鹿島神宮の祭神・武甕槌神の二柱の神が邪神を平定したものの、星の神・甕星香々背男だけは従わなかったため、倭文神・健葉槌命が使わされ、これを服従させたとされています。また、水戸藩神名録には大甕神社が倭文神宮と記されており、地元の伝説では、石名坂の峠の石が巨大化して天にまで届こうとしたところ、静の神が鉄の靴を履いて蹴り、石が砕け、そのかけらの一つが河原子(日立市)へ、もう一つが石神(東海村)に落ちたといわれています。

大甕神社の境内には、南東の鳥居をくぐると拝殿があります。拝殿の右奥にある岩山は、甕星香々背男の荒魂を鎮めたとされる宿魂石で、その山上に健葉槌命を祀る本殿があります。宿魂石の北西側には甕星香々背男社があります。また、境内の北側には国道6号に面して大鳥居がありますが、こちらは裏参道にあたります。さらに境内社として、稲荷神社、大杉神社、八坂神社、天満神社が存在します。

大甕神社は、歴史と伝説に彩られた神秘的なパワースポットとして、多くの人々に訪れられています。織物の神・健葉槌命と星の神・甕星香々背男を祀る唯一の神社として、これからも大切にされ続けることでしょう。

この記事が、大甕神社の魅力を感じていただくきっかけとなれば幸いです。ぜひ一度、大甕神社を訪れて、その神秘的なパワーを体感してみてください。

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