来宮神社の神秘とご利益:樹齢二千年の大楠が導く開運の旅
静岡県熱海市に佇む「来宮神社(きのみやじんじゃ)」は、古くから地元の人々や旅人に愛されてきた歴史ある神社です。その神秘的な雰囲気や、樹齢二千年を超えるご神木が生み出す神聖な空気感は、訪れる人々に深い感動を与えます。本記事では、来宮神社の魅力と見どころをご紹介しながら、その魅力に迫っていきます。


1. 来宮神社の歴史と由緒
来宮神社の創建は定かではありませんが、奈良時代以前からこの地に鎮座していたと伝えられています。御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)、五十猛命(いたけるのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)の三柱。特に、五十猛命は木の神として知られ、社名の「来宮」も「木の宮」に由来すると言われています。
平安時代には「来宮大明神」として信仰を集め、江戸時代には徳川将軍家の庇護を受けていました。現在では、縁結びや商売繁盛、無病息災のご利益を求め、多くの参拝者が訪れます。



2. 来宮神社の見どころ
① 樹齢二千年を超える大楠
来宮神社のシンボルとも言えるのが、樹齢二千年以上とされる御神木の大楠(くすのき)。幹回り約24メートル、日本で二番目の巨樹とされるこの楠は、力強い生命力を宿しています。
この大楠には「幹を一周すると寿命が一年延びる」「願いを込めながら一周すると願いが叶う」との伝説があり、多くの人がそのパワーを求めて訪れます。夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気がさらに増します。


② 本殿とその独特な造り
来宮神社の本殿は、伝統的な神社建築の様式を持ちながらも、現代的な美しさを感じさせるデザインです。朱色の鳥居をくぐり、階段を登ると現れる本殿は、厳かな雰囲気に包まれています。
また、本殿のすぐそばには「来宮弁財天社」があり、芸術や財運向上のご利益があるとされています。こちらもぜひ参拝しておきたいスポットです。


③ 心落ち着く「茶寮 堂の森」
参拝の後にぜひ立ち寄りたいのが、境内にある「茶寮 堂の森」。ここでは、神社ならではの特別なスイーツや飲み物を楽しめます。
特に人気なのは、「麦こがしソフトクリーム」。麦こがし(焙煎した麦粉)を使った香ばしい風味のソフトクリームで、参拝後のひとときを特別なものにしてくれます。また、抹茶や地元産の梅を使ったドリンクなどもおすすめです。

3. ご利益と参拝方法


① 縁結び・恋愛成就
来宮神社は、縁結びのパワースポットとしても有名です。本殿でお参りをした後、御神木の大楠を一周すると、恋愛運や人との縁が深まると言われています。
また、「結びの松」と呼ばれる二本の松が寄り添うように生えている場所もあり、ここで願い事をすると良縁に恵まれるとの言い伝えもあります。
② 健康長寿・無病息災
大楠を一周すると寿命が延びるという言い伝えからも分かるように、来宮神社は健康や長寿を願う人にも人気があります。
また、境内には「禁酒の神」としても信仰される石碑があり、お酒を控えたい人が参拝に訪れることも。実際に、多くの人がこの神社で願掛けをして、禁酒や健康管理に成功したと言われています。
③ 商売繁盛・仕事運向上
商売繁盛や仕事運を願うなら、本殿にお参りした後、社務所で「御神木守り」や「仕事守り」などを授かるのがおすすめです。

4. 来宮神社のアクセスと周辺スポット
① アクセス
- 所在地:静岡県熱海市西山町43-1
- 最寄り駅:JR熱海駅から徒歩約20分、または伊豆箱根バス「来宮神社前」下車すぐ
- 駐車場:あり(混雑時は満車になることもあるため、公共交通機関の利用がおすすめ)
② 周辺観光スポット
- 熱海温泉:来宮神社からほど近く、日本屈指の温泉地である熱海温泉で日帰り入浴を楽しめます。
- MOA美術館:国宝や貴重な日本美術品を鑑賞できる美術館。
- 熱海サンビーチ:夕暮れ時の景色が美しく、散策にもおすすめです。



5. まとめ
来宮神社は、歴史と自然が融合した神秘的なパワースポットです。樹齢二千年の大楠の圧倒的な存在感、縁結びや健康長寿などの多様なご利益、そして参拝後に楽しめるカフェや周辺観光スポット。すべてがそろったこの神社は、訪れる価値のある特別な場所です。
熱海旅行の際には、ぜひ来宮神社を訪れて、その神秘的な雰囲気と癒しの時間を体験してみてください。
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