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2025年1月2日、新年を迎えた清々しい晴天のもと、大山阿夫利神社へ初詣に訪れました。例年、関東近郊から多くの参拝客が訪れるこの神社ですが、この日も境内は賑わいを見せていました。新年の誓いを立てるために、多くの人がこの霊峰を目指す姿は、まさに神聖な光景でした。

大山阿夫利神社とは

神奈川県伊勢原市に鎮座する大山阿夫利神社は、古くから「雨降山(あふりやま)」と呼ばれ、山岳信仰の中心地として栄えてきました。ご祭神である大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)は、山の神・水の神としてだけでなく、海運や農業の守護神としても信仰されています。

また、この地には豊かな水源があり、神社の境内には名水百選にも選ばれた「大山名水」が湧き出ています。この清らかな水が、訪れる人々の心身を清め、新たな一年を迎えるにふさわしい場所となっています。

初詣の始まり

今回の初詣では、せっかくの機会ということもあり、大山の山頂にある本社を目指すことにしました。大山阿夫利神社は、標高1252メートルの大山の中腹に「下社」があり、山頂には「本社」が鎮座しています。

スタート地点となるのは大山ケーブルカーの駅です。ここからケーブルカーを利用すれば、比較的楽に下社まで行けますが、私は徒歩で向かいました。道中は石段が続き、思った以上に本格的な道のりでした。息が切れるほどの勾配に、これが初詣なのか、それとも修行なのかと自問しながら、一歩一歩踏みしめていきました。

途中で感じた大自然のパワー

途中、「見晴台」と呼ばれるスポットに立ち寄りました。ここからは相模湾や江ノ島、遠く房総半島まで見渡すことができる絶景が広がります。この日は快晴で、海までくっきりと見えました。

また、途中にある「二重滝」では清らかな水の流れを目にし、その澄んだ音に癒されました。さらに、「御神木」とされる大木に触れることで、自然のエネルギーを直に感じることができました。

山頂の本社で迎えた新年の誓い

ようやく山頂に到着すると、そこには壮大なパノラマが広がっていました。本社の佇まいはまさに天空の社。参拝を済ませ、新年の誓いを立てたとき、不思議と心が軽くなり、エネルギーに満ちた感覚を覚えました。

この地には古くから山岳信仰が根付いており、修験者たちが修行を積んだ場所でもあります。その影響か、神聖な雰囲気が漂い、まるで自分自身と向き合うための場所であるかのように感じました。

まとめ 〜初詣とともに〜

大山阿夫利神社への初詣は、単なる参拝ではなく、自分自身と向き合う旅でもありました。道を進むことで、日々の雑念を取り払い、新たなエネルギーを得ることができました。

この神社は、信仰だけでなく、大自然の力を感じることができる場所です。新年の始まりに、自分自身を見つめ直し、心身ともに清らかにするには最適なスポットと言えるでしょう。

もし、皆さんが来年の初詣をどこにしようか迷っているなら、ぜひ大山阿夫利神社を訪れてみてください。そこには、神聖なエネルギーと絶景、そして新たな自分との出会いが待っています。

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