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京都府 福知山市

皇大神社(こうたいじんじゃ)は、京都府福知山市大江町内宮にある神社で、元伊勢伝承地(吉佐宮)の1つです。府社として旧社格を持っています。

現在伊勢神宮の祭神である天照大御神は、古くは宮中に祀られていました。天皇の命により、崇神天皇6年から各地を転々として鎮座地を求め、垂仁天皇25年に伊勢に落ち着きました。しかし、その前に訪れた一時遷座地は、各地で元伊勢として語り継がれました。

元伊勢伝承地の1つで、「但波(丹波)国乃吉佐宮」の旧跡にあたります。そのため「元伊勢」を冠して称され、また特に皇大神宮(伊勢神宮内宮)の元宮であるとの伝承から、元伊勢皇大神宮または元伊勢内宮とも呼ばれています。福知山市内大江地域には当社を加えて以下の元伊勢伝承の神社があり、総称して「元伊勢三社」と呼ばれています。

皇大神社の歴史については、『倭姫命世記』によると、崇神天皇39年に天照太神を奉じた豊鋤入姫命が鎮座地を求めて但波(丹波)国へ遷幸し、吉佐宮を築いて4年間奉斎したとされています。一方で、社伝によれば、その旧跡であり天照大神が吉佐宮から遷座した後も、その神徳を慕った人々が引き続き伊勢神宮内宮の元の宮として崇敬してきたといい、元明天皇朝(707 – 715年)に社殿を建立したという伝承もあります。また、異伝としては、用明天皇の皇子麻呂子親王が当地の兇賊を成敗するに際して勧請したものであるとの説もあります。

近世以前の沿革については、不明な部分が多いですが、江戸時代には4石3斗4合の社領を有しており、明暦2年(1656年)に宮津藩主京極高国が社殿を造営し、元禄14年(1701年)には同奥平昌成も修造したといわれています。また、60年に1度の式年遷宮も行われていました。

皇大神社は、日本の神社仏閣の中でも格式が高く、多くの参拝客に愛されています。境内には、拝殿、幣殿、舞殿、社務所などの建物があり、緑豊かな自然に囲まれた神聖な空間を提供しています。また、神社周辺には、福知山市の観光名所や温泉地も多く、観光にも最適なスポットとなっています。

以上が、京都府福知山市にある皇大神社の概要や歴史についての解説でした。皇大神社の神聖な雰囲気を感じながら、多くの方に参拝していただけることを願っています。

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